こんにちは、やまもとです。
ぼくらスタッフは、元々フィルムカメラが好きなのであります。
従って、自らプライベートで愛用してるカメラやレンズには、
思い入れもあるわけであります。
と、いうことで入荷してしまいました。
ぼくもプライベートで一番愛用しているレンズです。
ちょっと調べてみれば、多くのライカユーザーが言及しているレンズなので、
ある意味説明不要かもしれません。
なので、おさらい的な意味で少しだけお話しますと、
LeicaのSummiluxと言えば、開放f1.4の大口径レンズ系統ですが、
このシルバーの鏡胴は初代の1stモデルのみで、後継の2ndからは黒鏡胴になり、
外観のデザインから、レンズも新しい設計に変更されています。
1959年から1st 前期の生産が開始され、1961年から後期の製造が始まるのですが、
正確に言うと2ndの新設計のレンズが、じつはこの1st後期から搭載されています。
端的に1stの前期と後期でなにが違うかと申しますとね。
・新設計のレンズが搭載され、逆光耐性や描写力の向上
・鏡胴のデザインはそのままで、長さが2mm短くなった
と、いったところでしょうか。
1st前期というと、わりと淡いトーンだったり開放時の独特の滲みだったり、
いわゆる昨今でいう所の”オールドレンズらしさ”が楽しめるのですが、
後期は結構しっかりとシャープで鮮明、色乗りもしっかり、といった印象です。
ぼくはそこが一番好きで、長らく愛用しているわけであります。
あと、やはりM型ライカと組み合わせた時の格好良さです。
この理由があるからこそ、長く愛用できるものでもあります。
”貴婦人”とも呼ばれる工芸品レベルの造りの良さと
手にした時のずっしりとした重みは…
なんかこう『良いモノ』を手にしたなという所有欲?とでもいうのでしょうか。
凄い満足感のある1本です。
店頭でこのレンズを語り合えたら嬉しいので
琴線に触れる方がいらっしゃいましたら、是非ご来店くださいね。
それでは、また。
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